2011年12月6日火曜日

花と陶展

先月11月19日から27日までOISO1668で大島健吾と富田啓之「花と陶展」を開催しました。
こういう展示は人生初めてでしたが、小、中、高の同級生で陶芸を担当した友人の富田君と始まる前に色々な意見を交わし、僕が直感した彼の陶器のイメージを季節の草花で装飾しようと決まりました。
晩秋をむかえる山や野には華々しい花は少なく、あるのは赤や黒の実、枯れた枝、紅葉している葉で、展示の三日前から探しにいっていました。
仲間の畑で竹にからまっていた美男鬘の大きな蔓、高架下のフェンスにしげっていた野葡萄、運転中にで偶然みつけたアザミや野バラの実、前の職場に植わっていた柏葉アジサイ、山で自然と小枝にからまっていた蔓竜胆の赤い実、どれもあの時、あの場所でしか手に入らない貴重な草花たちでした。
展示前日の夜中、会場全体に大きくて遺跡のような陶器を彼に並べてもらい、そこに僕が苔を敷き詰め、一つ一つの花器にそれぞれリズムよく花を生けていきました。生けたあとも一緒に試行錯誤してよりより展示になるよう工夫していき、初日を迎えました。
始まったら、お互いの家族、友人、知人、近所の方、前職場の方、大勢の方々に来て頂きました。二人とも大磯出身なのでここで出来た事が本当に喜ばしい事でした。
今回の展示ではお互いの個性が交わり、納得いくものとなりましたが、さらなる努力を重ねもっともっと素晴らしいことができるよう力をつけていきます。
お越し頂いた多くの方々、ありがとうございました。



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